打ち水のイメージ(景石を濡らしています)
900シリーズ
間口90cm×奥行90cm×高さ55cm
重量53.5kg
元は海にそびえる一つの大岩が数万年の時間を経て三つで一つの構成となり、神々しい姿を今に伝える磐座。同心円状に広がった神秘的な空間に赤黒い重厚な岩肌の岩石がずっしりと佇む。中央の主石は割れ目が走り、時間の経過を風化によって感じる。荘厳な岩の存在と白砂利で表された流れる水の軽快さのギャップが、より一層磐座の荘厳さを倍増し、見る者の畏怖の念を掻き立てる。白砂利の余白は日本文化特有の侘び寂びの空間美。人により見え方が変わる和の深みがここにある。
乾いた時のイメージ