砂利へのこだわり
日本庭園における砂利は、海や川などの水を意味します。さらに、波の荒さや、川の流れを抽象的に表現するため、砂利に箒で筋をつけます。これを砂紋と呼びます。楽庭では、砂紋を描いて楽しむことができるように、国産天然砂利の粒径を約3mmに統一しています。砂利色は日本庭園の代表的な色である白色とし、素材は石灰石を使用しています。砂利の掃除は僧侶の修行の一環として行われており、その際に描かれる砂紋は、穏やかな凪を表現したり、神秘的な輪の連続を表現したり、美しい庭園の仕上げとされます。楽庭の砂紋には、心を静め清めていく効果があると同時に、自由に砂紋を描いて楽しむことができます。