景石へのこだわり
日本庭園の景石は山や滝などに見立てて設置されます。楽庭の使用する景石は、石肌の質感や色艶、そして表からみた形を十分に吟味されています。庭園技術おいては、石は大きく落ち着いて見えるように設置します。楽庭では、景石それぞれの特長が最大限発揮できるようにカットしてあります。よって、置くだけで、立派な景石が完全な状態でそびえ立つことができます。また、景石が2つ以上ある場合は、景石同士釣り合いが重要です。統一した色合いや、石質により、庭園全体が一体化する必要があります。景石は一つでの美しさよりも、全体でも調和が最も大切です。それ故、日本庭園は庭園全体でストーリーを奏でることができるのです。